年長がいもほりへ行ってきました。子どもたちは素手で一生懸命掘ってきました。普段から泥水砂で遊んでいる子どもたちです、夢中になって手を泥だらけにして収穫の喜びを得てきました。自分の手を使い実りを実感出来ることは、今の社会の中ではなかなか得難い経験なのかも知れません。ある園では、畑に茎だけが残ったサツマイモらしき物を軍手、長靴を装備した子どもたちが保育者の号令のもと無表情で掘っている姿も目にします。あまりにも大人の社会の概念だけで子どもたちを見がちなのではないでしょうか。収穫は自らの手を汚し獲得する経験が子どもたちにとって無上の喜びを得られることを私たちは子どもたちととの生活で実感してきました。汚れる前に手当をすることは、子どもたちの得難い経験を阻害していることに私たち大人は気づかなければなりません。手をきれいに洗ってさっぱりして初めてサツマイモ掘りは完結します。そんな生活を一つ一つ大切にしていきたいのです。
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