2010年4月21日水曜日

ママがいいの!








今日から年少の子どもたちのバス通園が始まりました。まったく平気で乗り込んでくる子、緊張して顔が引きつっている子、乗り込んでみてママがいないことに気付き、後ろを振り返って「ママは?」と言いながらも次々に乗り込んでくる子どもに押され、奥へ奥へと追い詰められて行く子、バスの中は悲喜こもごもの光景が繰り広げられています。

年少のNくん。前日は私と園庭でコマを一緒に回しました。楽しそうに私とあそんだのですが、今日の朝は「ママがいいの!」と半泣きです。当然、私よりママの方が良いのはあたりまえ、まだまだ園の生活の中で頼れる大人の存在は先になりそうです。でも、園長先生とコマをやるんだと、振り絞るような声を出していたことに、これから先の頼りにされる喜びの一端を感じ、嬉しく思いました。

同じく年少のHちゃん。「ママがいいの!!」とこちらは本格的に泣いています。バスに乗り込んで、ママがいないことを察し少し諦めかけたのか今度は「◯◯先生は?」とバスの中に担任の姿を求め声を出し始めました。でも、まわりは子どもたちだけなのを感じたのか、すぐに「ママは!!」「ママは!!」と泣き始め、バスコースが園につくまで泣いていましたが、園に着いて、担任が笑顔で迎えると、泣くのを忘れて担任に抱きついていました。担任は腰を落として迎え、「よくがんばったね」とHちゃんの泣きたい気持をしっかりと受け止めていました。

不安な子どももいれば、全然平気な子どももいます。バスに乗るのが楽しみで楽しみで仕方がないようで、すぐに隣りの年長の子たちと騒ぎ始めている子もいます。

入園して何日か過ぎましたが、まだまだ子どもたちは本格的に園の生活に入り込んでいる様子ではありませんが、子どもたちの表情や行動を注意深く見ていると、不安な気持の中にこの園の生活への期待や安心感があることを肌で感じ始めているのではないかと思います。

私たちは、決して急ぎません。子どもたちの不安な気持や泣きたい気持を我慢させることはしたくはありません。「泣きたいよね」「泣いても良いんだよ」という気持を子どもたちに伝えようと努力しています。この努力の一端でも子どもたちが感じてくれたら、園の生活に「希望」を見いだせるのではと思っています。

ゆっくりでいいんです。この先にはすばらしいことが待っていることに希望を持って。